勃起する

乳首にむしゃ

たっぷりとオーガズムを教え込まれてから
局長の伊知地と亜希子があやしいと陰で言う者もいたが、二十も年が離れていてあまり本気にはされていなかった。局長と工務部長の仲が事業運営をめぐって険悪の度を加えるなかで漂いだしたものであり、局長をゆさぶる為にする噂として職員は首をすくめていた。セックスの感じからして亜希子には正常位で用心深くゆるゆると感触をたのしむ男の影があった。伊知地は事務系キャリアとしてA市の都市整備局総務部長から一年四ヶ月前に水道局長に昇格したもので、そのときの人事異動で総務課の情報管理をしていた亜希子を広報担当主査に抜擢した。抜擢人事は他にもあったが、広報経験のない亜希子がなにゆえ広報担当なのかといった声はくすぶっていた。

アソコを鎮めようとしているのだろう

しかし、亜希子の仕事ぶりがそうした声を掻き消した。水道局に来る前、亜希子は都市整備局の計画課にいた。当時、伊知地は計画課長として亜希子の上司であった。伊知地は計画課長から同局総務部長に昇格し、そして水道局長になっている。伊知地と関係があるとすればその計画課時代に生じたものではないか。

 

細かく感じ取ること彼女は亀頭のエラが秘肉を摩擦する様子や

そう考えると伊知地が亜希子のいる水道局に局長としてやってきたのはあながち偶然とは言えない。亜希子の肢体によって裕也は二人の出会いをさぐった。さぐるといっても単なる推測の域を出ないが、裕也は確信に近いものがあった。11イ、11肌が火照ると亜希子はその声を発したが、どこか抑制がきいていた。普通なら。いこと声をひくところを亜希子は。

大竹がゆっくりと彼女の股間に顔と手を近づけた
いいさと意識して言葉をかさねていた。口癖を抑える覚めた堅さがあった。なにかの拍子に亜希子の声が。とくずれかけたが、裕也は気づかぬふりをして行為をつづけた。伊知地と関係があったところで裕也はどうでもよかった。もしそうなら伊知地の目をかすめてその占有物の使用利益を得たものであり、伊知地への嫉妬よりもむしろ、その律儀なセックスを押しつぶしているようないびつな快感があった。若いわね。肌から離れると、亜希子はとろっとした顔でつぶやく。

 

尻穴のコブは一回り大きくなっていました

のが常であった。新聞に掲載すればその時点で秘密が解かれるため、秘事に対する認識が希薄のようだ。全国紙の記者同士が共同取材のあと、シティホテルの廊下などで誰と飲みに行っと辺りはばからず話しているところを裕也は何度となく目にしていた。亜希子が記者連中の誰かと関係を持てば耳に入らぬはずはない。亜希子から肌のよしみに乗じた依頼があるだろうと覚悟していたが、個別な話はなにもなかった。依頼があれば、それの見返りとして二人だけの時間が得られるかもといった淡い期待もあった。

過去経験したどのセックスよりも刺激があったと

痴漢の指が的確に動かされるたびに裕也は亜希子より六つ上の四十二であり、年上の男に言うような言葉ではなく、また節度をわきまえる亜希子らしくもないが、行為の余熱に浮かされてほろっとそれが口から出たもので、年齢ではなく行為の若さを指していた。亜希子の生の声を引きずり出したのかと思うと悪い気はしない亜希子は記者連中に。亜希ちゃん。と呼ばれていた。その気になれば相手に困らないはずなのに、よりによってウダツの上がらない業界紙記者の自分となぜ肌を合わせたのか裕也は妙な思いがしたが、亜希子の肌の感触が脳裡にひそみ、なにか通じ合っているような気分があった。他の記者にその感触を与えていても不思議はないが、その気配はなかった。記者に対し行政関係者は機嫌をとるように下手に出ることが多く、そのせいかざっくばらんで饒舌な記者気質が目立ち、いつまでも内緒事を抱えていられず、ぽろぽろとパン屑をこぼすように秘密をもらす。